ココナッツオイルには高い保湿効果と、免疫力があります。
その効果は、実はデリケートゾーンにも有効なんだとか!?
デリケートゾーンの悩みって、なかなか人に相談できないし、できればコッソリ「黒ずみ」や「かゆみ」を改善させたいですよね。
パートナーとの性行為の際に痛みがある人にとっても、「潤滑油」として使用できるかは気になるところ!
今回はそういったデリケートなお悩みについてご紹介します。
【デリケートゾーン】の黒ずみ・かゆみはなぜ起こる?
デリケートゾーンって、その名の通りとても「デリケート」な部分なんです。
デリケートゾーンは黒ずみやかゆみが起こりやすく、肌トラブルが起こりやすいんです。
その原因には様々な理由がありますが、次のようなケースが多く見られます。
デリケートゾーンの黒ずみ・かゆみの主な原因
- 汗
- ムレ
- カンジダなどの感染症
- 下着などによる摩擦
- 下着などの繊維が肌に合わずにかぶれている
- 加齢
- ホルモンバランス
こまめにナプキンを交換することで、かゆみを軽減することができます。
摩擦が黒ずみになる理由
デリケートゾーンのかゆみや黒ずみの原因となる「摩擦」。
デリケートゾーンはどうしても下着との密着率が高いため、摩擦を受けやすい部位になります。
摩擦を受けることによって、肌を守ろうとして「メラノサイト」という細胞が「メラニン色素」を作り出します。
このメラニン色素は「紫外線」に当たって「日焼け」をするときと同じ成分です。
日焼けをして肌が黒くなるのも、肌が紫外線に反応して肌を守ろうとする働きから、メラニン色素を生み出し、肌が黒くなります。
それと同じで、デリケートゾーンの肌に強い摩擦が起こることで、肌を守るためにメラノサイトがメラニン色素を生み出すのです。
すると、デリケートゾーンに「黒ずみ」ができてしまいます。
肌のターンオーバーがうまく働かないと、その黒ずみはずっとデリケートゾーンに残ってしまうことになるのです。
デリケートゾーンのかゆみの理由
デリケートゾーンのかゆみは、必ずしも感染症というわけではありません。
腕や足に、濡れた布を長時間置いておくと、かゆみを感じることってありますよね?
それは、濡れている布によって肌がムレてしまうからです。
デリケートゾーンも汗や生理などでムレてしまうことによって、お肌にかゆみが生じます。
また、その「かぶれ」がそのまま残って「黒ずみ」となってしまうこともあります。
かぶれ・炎症が起きないよう、常にデリケートゾーンの清潔を心掛ける必要があります。
あるいは、デリケートゾーンの乾燥がかゆみを引き起こしていることがあります。
肌が乾燥していると「かゆみ」を感じるように、デリケートゾーンも乾燥するのです。
むしろ、腕や足などの他の部位に比べて、デリケートゾーンには汗腺がありません。
そのため、他の部位に比べて乾燥しやすいのです。
乾燥がデリケートゾーンにかゆみを引き起こしている可能性も考えられます。
デリケートゾーンのにおいの理由
デリケートゾーンは、加齢によって「ホルモンバランス」に変化が起こると、膣の潤いが減り、かゆみや炎症を起こしやすくなります。
すると、「ニオイ」を発しやすくなるのです。
また、加齢以外にも妊娠・授乳時には「黒ずみ」が顕著にみられます。
これはホルモンバランスが一時的に乱れてしまうからです。
ホルモンバランスはストレス、睡眠不足、生活習慣の乱れなども引き起こされることがあります。
ホルモンバランスを整えるためにも、健康的な生活と、ストレスをため込まないようにすることが大切です。
カンジダの可能性
カンジダは、もともと膣内の滞在している菌の一つです。
健康な状態の時には問題ありませんが、免疫力が低下した時に繁殖しやすくなる特徴があります。
- おりものが増える
- かゆみ
- 炎症
こういった症状を引き起こすことがあります。
通常、デリケートゾーンの酸性は高く、殺菌や細菌から守るために高いPH値が保たれています。
しかし、免疫力が低下するとPH値も低下し、菌が繁殖しやすくなることが原因です。
カンジダ菌以外にも感染症の可能性はあります。
かゆみの原因がすべて感染症や病気ということはありません。
下着の繊維や生理ナプキンが肌に合っているかどうか、もう一度見直してみましょう。
そのうえで、産婦人科を受診して調べてもらうことをおススメします。(→ココナッツオイルがカンジダに有効な理由とは?その正しい使い方は?)
ココナッツオイルは【デリケートゾーン】の黒ずみ・かゆみを改善!?
ココナッツオイルは、こういったデリケートゾーンの悩みに対して、ココナッツオイルならではの効果を発揮してくれます。
もちろん、天然成分でお肌にも優しいので、デリケートゾーンに使用することができます。
ココナッツオイルがデリケートゾーンに発揮する効果
- 高い保湿
- 高い抗菌・殺菌作用
- 摩擦の軽減
- 肌のターンオーバーを高め、黒ずみを改善・予防
- ニオイの軽減
- 肌を柔らかくする
ココナッツオイルのこういった効果は、「黒ずみ」「かゆみ」の改善・予防に使用することができます。
ココナッツオイルでデリケートゾーンを保湿することによって、乾燥した肌を潤し、肌のバリア機能を高めます。
すると、肌のターンオーバーは正常化し、肌の生まれ変わりが促進されます。
しかも、乾燥による「かゆみ」の予防・改善にもなります。
ココナッツオイルにはラウリン酸という成分が含まれています。
ラウリン酸は、お母さんの母乳にも含まれている成分と同じで、赤ちゃんの免疫力を作っている成分なんです。
そのため、高い抗菌・殺菌作用を持っています。
カンジダ菌をはじめとする菌の繁殖を抑え、かゆみの予防・改善をはかります。
ただし、摩擦はココナッツオイルだけでは防ぎきることはできません。
極力お肌に摩擦を起こさないようにするためにも、下着は摩擦の少ないコットン、シルクのものなどにすることもおすすめです。
それから、ココナッツオイルは肌のターンオーバーを助け、新しい細胞に生まれ変わらせる手助けをしてくれます。
しかし、それは「もともと持っている肌の色」を取り戻すことと同じです。
そのため、アナタの持っている肌の色以上に白くなることはありません。
できるだけキレイなハリのある肌に近づけることはできますが、「黒ずみ」がなくなり「美白」になることとは少し違います。
あくまでも、アナタの持つ肌の色を取り戻すためにデリケートゾーンをケアしていきましょう。
ココナッツオイルは【デリケートゾーン】の潤滑油としても大活躍!?
ココナッツオイルは、安全な潤滑油としても使用しやすいと言われています。
それは、乾燥を保護してくれるので、夜のお供のローションとしても使用できるということ。
コンドームにより擦れたり、ヒリヒリと炎症するにも、ココナッツオイルの抗炎症効果が作用します。
また、傷つけてしまい痛くなってしまったときに塗っておくと、消炎以外にも細菌の感染も防ぐ事が出来ます。
ただし、使用するココナッツオイルの品質は良いものを使用しましょう。(→ココナッツオイルのグレードとは?安全・安心なのはどれ?)
ココナッツオイルを【デリケートゾーン】に使う方法
ココナッツオイルを黒ずみ、かゆみのケアに使用する場合や、潤滑油として使用する場合は、直接デリケートゾーンに塗りましょう。
特に、黒ずみ、かゆみのケアに使用する場合はお風呂上りの清潔な状態のときがおススメ。
お風呂に入った後は、そのまま放置をするとより乾燥を招く可能性があります。
肌本来のバリア機能を高めるためにも、清潔な指で清潔なデリケートゾーンにココナッツオイルを塗りましょう。
ちなみに、お風呂でデリケートゾーンを洗いすぎてしまうのはNGです。
できるだけ優しく、過度に洗わないように注意しましょう。
また、使用する際は指を直接ココナッツオイルの瓶に入れたりしないようにしましょう。
瓶の中でカビが発生する可能性があります。
清潔な状態を保つためにも、清潔なものでココナッツオイルをすくってから使用しましょう。(→ココナッツオイルにカビ!?どうやって見分ける!?)
デリケートゾーンは正しくケアをすることで、より健康な状態を保つことができます。
ほんの少しのことを意識するだけでも、「かゆみ」「黒ずみ」「臭い」といったトラブルを予防・改善しやすくなるのです。
少しずつ、デリケートゾーンに対する意識を変えてみることから始めてみませんか?(→デリケートゾーンのケア、正しい7つの意識をするポイント)